みやびの山里・京都大原   遊帆堂・旅の余話シリーズ3 ≫戻る
 
● 発売日 2021年11月9日
● 出版社 株式会社SKP
● コメント

「みやびの山里・京都大原」を
株式会社SKPより
復刊させて頂きました。64ページ

「遊帆堂・旅の余話シリーズ」は、
30年程前正観さんにより作られ、
今回、発売当初の状態で復刊されました。

大変貴重な小冊子です。

当初は、「遊帆堂・旅の余話シリーズ」を
全都道府県分、一冊ずつ作ろうと
していました。

ですが、講演会や書籍の
執筆依頼などが増え、

北のさいはて・礼文島

心のふるさと・近江蒲生野」 

みやびの山里京都・大原

磐梯山噴火100年」 の

4冊で終わってしまいました。

今回は 「京都・大原」を販売致します。


この小冊子を片手に京都大原を歩くと、
まるで正観さんが一緒にガイドして
わかりやすく説明してくれているような
気分を味わうことができます。

NHK大河ドラマで放送された「平清盛」で、
当時の様子が詳しく解説されています。


京都大原の歴史は勿論のこと、
大原女のファッション、
京都産物の 「しば漬け」、日本の宗教史の
中で非常に重要な位置を占めた大原の、
大原魚山で歌われていた
「声明(仏教における賛美歌)」の話など、
とても面白い内容で綴られています。


「日本の山里」を深く感じることが
できる一冊です。


● 目次

はじめに
地図
建礼門院
  建礼門院の年譜
  清盛と建礼門院周辺の系図
寂光院での暮らし
大原女スタイル
祇園精舎と沙羅双樹
三千院
声明
大原問答
血天井
惟喬親王
 惟喬親王周辺の系図
しば漬け
サバ街道
  付記「1」用語の解説
  付記「2」平安時代の官職
官・位対応表


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  税込価格 :  1,100 円
 
■ 内容紹介
 

京都は、歴史散歩を始めるときりがない。ひとつの場所に多くの時代の歴史が積み重なっている。
大原もそういうところであった。
そのなかでも、平安時代の大原におけるできごとはドラマチックだ。特に、清盛の娘に生まれ栄華を究めたのち、
一転してこれ以上は味わえないほどの哀しみを体験した建礼門院の話は事実であるだけに余計、訴えかけてくる。

歴史の深さとともに、大原の里には蛍が飛ぶほどの自然が残る。京都文化を色濃く伝えながら、
山里の素朴さも失っていない。
「日本の里」とはまさにこんなところであるのだろう。
ものを思いながら歩いてほしい、大原はそんなところである。

小林正寛    1988年11月1日発行